「規律とトレーダー 相場心理分析入門」は、どうなんでしょうね、個人的に。

オーディオブック

 これは、オーディオブックで聞きました。
 実は数年前から所有していて、すでに一回以上は聞いていますが、最近再度聞き直してみました。

うーん、どうでしょう?

  これは筆者マークダグラスの初期の作品で、この後にかの有名な「ゾーン」につながるわけですね。 
 確かに、この「規律とトレーダー」も有益な本には間違いないです。
 ただ、退屈なんですよね。本当に重要なことを書いてありますよ。投資家には必要なマインドの設定が書かれてあります。
 しかし、退屈です。

「ロードオブザリング」

「指輪物語」という長編小説があります。映画にもなりました。「ロードオブザリング」ですね。単行本で十巻近くあるのですが、その一巻目がなかなか厄介なんですね。
 架空の物語ですから、その世界のルールが物語形式で書かれてあります。そこを一つ一つ理解していく必要があるのですね。
 それが、この「指輪物語」の世界に入る事前準備なのですね。ここって、退屈なのですよ。
 物語も進まないし。

 でも、この一巻を読み耐えると、二巻からは夢のような世界が待っています。
 最高! ! なのですね。
 その退屈さが、この「規律とトレーダー」にはあります。
 しかし、その退屈さで終わってしまいます。オーディオブックなので、その退屈さが増したのかもしれませんが。
 聞いていると、「ハッ」とすることもあります。重要なところです。しかしすぐに遠くへ行ってしまいます。その繰り返しで、疲れてきてしまいます。

 では、ダメなのか?

 いいえ、そんなことはありません。これをマークダグラス物語ととらえ、一巻目と考えるべきです。これは、この世界に入るための第一歩と考え、じっくり読むべきです(聞くべきです)。
 
 退屈さを耐えながら。そして、気力を失うことなく、進む準備をしてください。
 そして、次の「ゾーン」へ進んでください。こちらも退屈と感じるかもしれません。しかし、重要なことも多々あります。
 そして、この物語の最終章の「ゾーン最終章」を読んでください。幸せになると思います。

 この過程って、投資そのものなのかもしれませんね。


 ということで、私はもう聞くことはないと思います。読むことはあるかもしれませんが。

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