きっかけ
高橋祥子さんの本です。ジーンクエストの社長さんですかね。
この方のTwitterを読んでますが、なかなか面白く拝見させています。
この方を知ったのは最新書の「生命科学的思考」というのが評判良く、読みたいなと思い探っていたという感じです。しかしながらまだkindle Unlimitedにはなく、前書であるこちらの本を読んだわけです。
内容のこと
人柄が現れるというか、優しく書かれております。なぜ、遺伝子の解析が必要なのか、が中心的に書かれています。
昔ヒトゲノム計画なんていうものがありまして、全部解析されたのが2000年代で、もうずいぶん前の話なんですね。話題になりましたね。で、私はそのあとのことが知りたく、この本を読み進めました。
内容は、確かにそうですよね、という感じでした。あくまで4塩基対の話ですから。それをどのように活用するかはその後の人次第。全く同じ遺伝子を持った双子が生まれました。でも育っていく故で各々の個性を発揮するのは目に見えてます。しかし、乳製品が苦手で、食べるとおなかを壊したり、お酒を飲むとすぐに良い側待ったりする傾向はかなり一致すると考えられます。
その遺伝たる傾向をとらえ、会社として成り立たせているのはすごいなと単純に思ってしまいます。
個人的なところの感想
私自身、遺伝子関係をもろにやっていた関係上、理解度はある程度深いと思ってます。知識というより、社会的な立場として。遺伝子に対して、あくまでもポジティブにとらえています。
私が一番この本で参考になったというか、良いポイント授けてくれたなと思うのが『生命の法則性とは「生命現象の再現・予測・変化」』のところです。うーん、確かに、って納得できるよう書かれてあります。
ただ、本の中で、自社名を頻繁に挙げているのですね。まあ、必要な個所ならば受け入れられ思いますが、ちょっとうざく感じる人もいると思います。その辺もったいない気もしました。
早く次の本読もうかな、とも思います。
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