早すぎたモバイルPC ビクター「InterLink XP」

3.0

これはビクターから発売されたノートパソコンです。詳細はこちらのサイトが詳しいです。

ビクター「InterLink XP」PC Watch

 ミニノートのブームというのがあって確か2007あたりから、ASUSのeeePCが出始めたですが、こちらのPCは2002年です。
 当時としてはかなり攻めた製品で1Kg切った重さに8.9インチというコンパクトさは魅力的だったのだろうと思ったのですが、それほど売れなかったと聞きます。
 調べてみると、2004年まで10機種以上販売されていたようですね。
 私が手に入れたのは2014年あたりと思います。すでに十年前の機種だったのですね。ミニノートがずっと欲しかったのですが、高くて手が出せず、ブームが去り始めたあたりの時でした。持ち運びの機種のできる機種をヤフオクで探していて、「なんか、めっちゃ安い!」と思って入札した覚えがあります。それがかなり安かったので、「まあ、ダメだろうね」と思っていたら、競争相手が出てこず、そのまま落札でした。確か2000円しなかったような……。ものすごいラッキーさを感じつつ、落札後に調べ始めたら、「古い機種だったのね……」と後悔しました。なんせ初期機種の「MP-XP3210」でしたから。
 手元に届いてみると、あれっ、バッテリーがない! この機種、内臓バッテリーが入っていまして、プラスして通常のノートパソコンと同様の取り外しできるバッテリーがあって、内臓プラス外付けバッテリーという、珍しいものでした。しかしながら、内臓バッテリーのみですと、新品でも2.5時間で、落札したこちらは1時間も持ちませんでした。なので、モバイルできない! との結果に。さすがに悔しいのでバッテリーを探し、購入しました。Amazonで四千円ほど。うーん。装着させてようやく3時間ほどのもちとなりました。これで持ち運べる!
 しかし、まだまだやらなくてはならないことがありました。この機種、無線LANが付いていません。まあ、USBの無線LANは持っていたのでそれでもいいかな、と思いましたが、本体から飛び出してしまうので、別途仕舞って、使うときに着けるという、面倒な所作となってしまします。そこで、思い立ったのが、PCカードTYPE2スロットを利用することです。2014年当時、もうこのスロットをもったノートPCなんてほぼなかったのではないでしょうか? しかし、さかのぼること2002年あたりでは、当然として備わっていたインターフェイスでした。そこでこのスロット用の無線LANを探すと、結構あって、格安でした。そうですよね、もう使いませんし。無線LAN内臓が当たり前になりつつあるときですし。
 ようやくモバイルPCとして使えるようになったわけです。いつものコーヒーショップで使っていましたね。おそらく半年くらいではないでしょうか、楽しんだのは。特に壊れもせず、遅いとも感じず、だったのですが、目新しさ第一だったので違う機種へ移行しました。そして、再び他の方のもとへ旅立っていきました。
 このInterLink 、当時CMがあったそうで、イメージキャラクターは菊川怜さんでした。そして、菊川怜さんの壁紙が2枚標準装備されてました。その壁紙だけ保存していたのですが、もうないかな……。

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