IBMからThinkpadを受け継いだLenovoのノートパソコンのお話。これがどんなものかといいますと、下記参照。
形はノートPC。折りたたんでタブレット状にもできるしテント型にして立てることもできる。Lenovo得意のパターン。
しかしながらほかのPCと違うのは、キーボードがないのです。ないと言っては語弊がありますが、物理的なキーボードはありません。電源OFF時は、ただの平面です。どちらが通常の画面かわかりません。しかし電源を入れますと、キーボードが映し出されてくるのですね!
これがすごいのですよ!
キーを押すとブルっと震える設定にできたります。実際に「打っている」感を演出してくれます。
私、これが本当に欲しかったのですよね。発売当初から欲しいなあ、と思っていたのですが、やはり価格がそれなりに高く感じましました。五万円ほどでした。ほかのノートPCとくらめて見るとそれほど高価でもなかったようですが、気軽に、という感じではなかったです。
その後2019年にC930という次機種が出まして、中古市場がやや値下がったのですね。そこで購入しました。確か25000円ほどなので、半額ほどですか。付属品すべてそろっていたのでラッキーでした。ペンとか専用用紙とかも全く使った気配がなかったです。購入時私は、「なんで使わなかったんだろう。もったいない」と思っておりました。
この時、まさか自分も……なんて思ってなかったですね。
使ってみると……、やはり使いにくい! のっぺりしたこの「Haloキーボード」、打点感覚がつかみにくく、何れ何とか慣れるだろうと思いつつ頑張ったのですが、全く無理。長文が打てない。この機種が欲しくなったきっかけは、ドトールやスタバなどのコーヒーショップで文字を打ちまくる際に、「キー打音」が気になるときがあって、場所と時間によってはジロジロ見られたりして、つらいときがあったりします。マウスも静音式に替えたりしていて結構気にしていました。そこで、このyogabook。全くの無音。強いて言うならペタペタくらい。本当に理想の商品だったのですが、なんとも打ちにくい。早く打ちたいのに、打ち間違い連発で進まない。
そこで、いろいろ調べてみたのですが、一案として、Bluetoothキーボードで対応する、というのがあったのですが、それならば普通のノートパソコンにしますよ。本末転倒という話。そこで、一つ参考したのが、キーボードに目印を張る。ポチっとしたテープをキー一つ一つに張り付けるような感じ。でも、さすがにどうかと思い、自己流で作成たのが、逆パターンでした。つまり、キー以外の部分、つまりキーとキーの間を埋めて、キー部分をへこませる形式にしました。作り方は薄いプラバンのようなもの(書類を挟むクリアフォルダーのようなもの)を、キー部分だけくり抜きまして、yogabookキーボード部分に張り付けるという技を用いました。これで確かにキーの位置はわかるようになりました。しかし、引っ掛かったりしてしまったり、ずれてしまったり、枠ばっかりたたいたりして、やはり使いにくい事には変わりない……。
確かに、レビューにも長文には向いていないって書いてあったもんな。
使用期間は半年ほどでした。その間スケッチするようなこともなく、ペンも専用用紙も使うことなく、yogabookは初期化され、他の方のもとへと旅立っていきました。比較的早く売れました。
こういった風変りガジェットに興味を持つ人たちは一定数います。私もそうですから。次の方にしっかりと使っていただきたいな、と思うのですね。愛着はあったので。
現在このシリーズ、なくなってましね。中古ではまだ流通しているようですが、いずれ消えてしまうのでしょうね……。ただ、こういった類のPC(両画面形式)は、Lenovoだけではなく、他社からも発売される可能性はあると思います。その時は、より使いやすくなっていることを願ってやみません。
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