「BOSE QuietComfort30」についての、残念な感想

boseのワイヤレスイヤホンでしかもノイズキャンセリング機能付き! という商品です。

こんな感じのものです。

 発売は2016年10月という、およそ5年前ですね。実は私、最近入手いたしました。
 ネックバンド式は好き嫌い分かれますが、私は好きな方で、発売当初から欲していたのですが、やはり高い、のですよね。しかし、最近、中古でも値が崩れてきているので、購入しました。
 これまた、実は、本命はこちらではなく、「QuietComfort Earbuds」という完全ワイヤレスイヤホンの方だったのですが、購入直前に気が変わり、QC30にしました。
 なぜ、気が変わったか? それは、電車内無音を求める私にとって、現段階での最高といわれるノイズキャンセリング機能をもつ(と言われる)「QuietComfort Earbuds」の購入はまさに望むところなのですが、どうしても、怖さが抜けませんでした。高い商品買って、満足いく性能ではなかったら……。
 ということで、今だ評判の良いのことと、QuietComfort Earbudsと同様にスマホアプリでノイキャンの強弱を調整できるという点からQC30の購入に至ったわけです。

 まずは、部屋でセッティングし、装着。部屋のブンブン動いているサーキュレーターの音が、ノイキャンを強めていくとどんどん消えていきます。そして、ノイキャンmaxにすると、なんと無音!
 これだ! 最高だ! と思いました。これで明日からの電車は快適だと、久々に通勤を楽しみにしました。
 そして、次の日、QC30を装着し、車内へ。ガンガンに聞こえてくる、ガタンゴトンやキキーにアナウンス。アプリでノイキャンを強めていきます。「ん! あれ?」 いきなり壊れたかな。ノイキャンは確かに聞いていますが、思ったほどではありません。まあ、効いています。低音カットしてます。しかしその分、他のところ聞こえます……。
 感覚として、イヤホンなしで低音10、中音10、高音10聞こえるとすると、QC30でノイキャンにすると低音5、中音7、高音8くらい聞こえる感じです。
 sony WF-1000XM3と比較すると、消し方が違うので何とも言えませんが、強いて言うなら同じくらいの感覚でした。まあ、5年前の機種ですからねえ、仕方ないか。しかし、QC20の方がノイキャン効いていたような感じがします……。
 そして、なのですが、このQC30、低音がすごいっていう話も聞きました。この点も楽しみにしていたのですが、私には強すぎました。オーディオブックなどを聞いていますと、低い声の部分が強調されて気持ち悪いのです。そして、私の聞き方に問題があるのはわかっているのですが、地下鉄においてもあまり音をあげずに聞いたりします。そうすると、低音だけしか聞こえないのです。JAZZピアノのアルバムを聴いていると、バスドラやベースの音しか聞こえません。聞こえる音として、小さい音で聞いているとき、低音5、高音0なのですが、不思議なことに音をあげていき、ピアノ音が聞き取れるくらいになると、低音7高音6くらいになるのです。不思議とちょうどよくなります。ただ、私にはちょっと大きい音になってしまいます。電車内無音の状態から聞き入りたい私としては、望むところではありません。
 ただ、一回だけ、というか30秒ほどなのですが、電車が止まりかけの時、音量を調節し、サザンオールスターズの「真夏の果実」を流した時、「最高!」って思いました。別世界に飛び込んだ感覚を味わうことができました。
 幸せでした。
 なので、私の状況ですと、QC30の持っているポテンシャルを出せないのかもしれません、という結論に至りました。また、QC20の時もそうでしたが、boseのイヤーピースが合わないのですね。ほかのに替えてもしっくりこない。なので、QuietComfort Earbudsも諦めました。がっくりする確率の方が極めて高いので。
 次bose買うならヘッドフォンにしようかなと思います。

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