BUMP OF CHICKEN「天体観測」

4.0

ずいぶん前の曲なんですね

 2001年3月14日発売とのこと。20年前という恐ろしい事実がありました。もうそんな前の曲になるのですね。
 イントロの印象的なギターや、ドラマティックな歌詞と特徴をあげればキリがないと思われますし、過去二十年分のレビューがたまっていると思いますので、細かい所は書きません。

出会い

 この曲に出会ったのは、その年の十二月、ある集まりの忘年会でした。総勢50人ほどの一次会からはじまって、すでに明け方近くの四次会か五次会くらいにカラオケに行ったのですよね。この時でも確か十人以上は残ってました。すでに疲れ切ってぐったりしている人やイビキかいて寝ている奴やら、ずーっと飲んでいる人など、いろんな人々が八畳ほどの暗い部屋で歌を聴いていました。いや、聴いてないですね。みんな好き勝手やってた感じで。私は仲の良い二三人の男女と話していました。
 その時、誰かが歌い始めたのがこの曲でした。もちろん、誰かが、何かを歌っていました。でも、なぜかこの曲が耳に入ってきたのですね。私は話を聞きながらもテレビ画面に映る歌詞を目で追いました。いやー、格好いいな、という印象があったのを覚えています。

何でしょうね

 歌詞の中の青年は彼女の手を握れなかったのですが、私自身はそのカラオケボックスにいながら、その「場」というか「雰囲気」というか「一体感」というものを掴められなかったという感覚がありました。浮いているような、溶け込めないような感覚。それがその歌詞にシンクロしてしまったのかもしれません。
 それからしばらくしてアルバムが出たので買いました。さすがに、もう家にはないかな。でも今でも聴いてます。心に響きますね、まだ。

コメント