現実のような夢の話

 目が覚めると、下半身泥の中だった。慌てて抜け出すとそこは知らない土地。町のようだ。人もちらほらと見える。
 私は、家に帰るため駅に向かう。切符を買おうとして、とにかく行き先を言って買おうとするが売ってくれない。叫んでも怒鳴っても売ってくれない。しばらくそこに立っていると、切符を買える人はすべて無口な人だった。なので私も一言も口を発せずお金を置くと、切符を売ってくれた。
 電車はすでにあって、指定席だった。乗車すると割烹着をきた、太った黒人さんが手招きをし、席を案内してくれた。すぐさま朝食が出るが、近くに座っていたおじさんに食われてしまう。クレームを言っても変わりはなかった。
 私の目的は家に帰ること。とにかく乗って、知っている駅に向かうことだった。
 夕方になると終点につき、降ろされた。降り立った駅は朝乗った駅だった。
 そこで、私は思った。きっと明日もココへきて、またここへ戻ってくるのだろう、と。

 目覚めている時間って、そういうことなのでしょうね。
 最近、こういったスリリングな夢ばかり見ます。

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