きっかけ
こちらは、amazon のkindleで読みました。そして、評価を見ると、悪くはない、という感じで5から1までしっかりあるといった感じです。
内容のこと
佐藤優さんの本は何冊か読んでいまして、そのうち書けたらいいなと思うのですが、概して面白いです。そして読みやすくもあります。ただ、読みやすいからと言ってすべてが簡単に書いてあるというわけではなく、難しい類の本はよくわからないです。
そして、前提として、私はこのお方の本を好みます。なので、偏ってしまうかもしれません。
最初は「下品」「上品」からはいります。下品が生き延び「上品」が遣られる。まさにその通りの世の中かな、と思っているので、正論と考えます。
それから続きを読みますと、一言でいうなら「優しいな」という感じです。心が折れる前に休もうよ、という話です。
佐藤優さんは、以前、鈴木宗男事件で512日間拘束されているのですね。その時自分のメンタルがなぜ壊れなかったをもとに書いているところが時折見られます。
「自分が大丈夫だったから、みんなも俺の真似すればOK!」
というところはありません。自分以外の方のことをよく考えてくれているな、と思います。
本質?
最後あたりに、「「いき」の構造」の話が出てくるのですが、このあたりが、本来の佐藤優さんの書きっぷりのような気がしました。まだ数冊しか読んでいないので、はっきりとはいえませんが。
最後あたりに友達を亡くした話が出てきます。心に染み入りましたね。
注意点
ただ、「メンタルの強化」実践編ではないので、例えば「腕立て100回すればよい」とか「自分を苛む上司をつぶす方法」とかそういう類は書いていないので、そこを望んでいる方は他の本を探したほうが良いです。
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