2007年9月発売のwindowsスマホ。で、こちら。
当時はケータイ一辺倒で、スマートフォンは異端児でした。よって、どれもこれも中途半端。おそらくこの時期のスマートフォン全般に言えることだと思います。メーカーが腰据えてやっていない感じ。
というか、この時期ほぼすべてOSはwindowsだったのですが、これがスマートフォン仕様とは言えないのですよね。タッチパネルだけど、ペンを用いないと押せないくらい小さい×印。バッテリーも持たない。ただ、当時ケータイと比べると持たない、と言った印象で一日くらいは持ったと思います。そして、アプリがない。つまり遊べない。
つまり仕事での使用がメイン。でも、電話するならケータイには勝てない。つまりただのおもちゃ……。
スマートフォンが爆発的に売れるようになったのはiPhoneとandroidのおかげですね。あの面白そうなゲームが流れていたCMを見ると、だれでも欲しくなってしまいますよ。でも、それ以前のスマートフォンはガジェット好きな人たちのものでした。ただ、blackberryはかなり実用的だったと聞いています。ただ、iPhone・androidのような、娯楽性の強いガジェットの波には勝てなかったようで、残念な結果となってしましましたが。
そこでこのSoftBank X02HT。購入が発売後一年くらいたってからと思います。ケータイに飽きが来て、ちょっと冒険してみようという思いで購入なのですが、これがなかなか売ってなかった。七件ほど回ってようやく購入したのが白でした。オレンジが欲しかったのですが、もうありませんでした。
これを買ったのが金曜日。土、日でセッティングして、月曜から出張だったのですが、出張先、お昼過ぎからこのX02HT、全く反応しなくなってしましました。PCでいうフリーズです。リセットボタンも効かず、バッテリーを抜く度胸はなく、でも、電話がないと困ってしまう……。しかもこの時体調が悪く、熱が結構上がっていていました。仕事が終わって、すぐにsoftbankショップへ。そこのお兄さんに「どうにかしてください!」とお願いすると、「この機種、お使いですか! キーボードで文字打てます?」などとかなりの興味を持ってくれました。最初ソフトバンクの修理担当に電話したようですが、全くわからず製造会社に回され、製造会社に連絡してもらうと、初期化しかないということで、「初期化しますね」ということで、いろんなボタンを一斉に押して初期化。つまり、データ全部ぶっ飛んで、まっさらなX02HTとなりました。このお兄さん、いい奴でした。ガジェット好きの世話好きな感じで嫌みなく、「変な問題持ってくるなよ」というありがちな姿勢はなかったです。しかも、無料でした。「僕はほとんど何もしてませんから!」という感じでした。
その後、会社に連絡して、ホテルに行って薬を飲んでぐったりしたのを覚えてます。
最初にこういうトラブルがあると、扱い方を覚えます。SDの方にも主要データを入れておき、フリーズしたら初期化し、データを移行するという対応策を学びました。それと、こいつ、すぐにデータ使用料上限になってしまします。ネット使用も、ケータイからの使用ですとケータイ用サイトにつながり、通信料も安いのですが、この機種ネットにつなごうとするとPC接続となり、通信パケットをかなり食ってしまうんですね。なので、それに対応したソフトを入れたりしてました。当時、正規ソフトは本当に少なく使えなものばかりだったのですが、有志が作成した野良ソフトが結構出回っていました。それをいろいろ試してして楽しみましたね。例えば、コピペができるようにしたり、乗換案内を入れたり、キーボードのキー入れ替えをしたり……。今では普通にできること、ですかね。
そして、このキーボード、結構打ちやすかったのですね。なれると文字もそれなりに早く打てました。バッテリーは標準ですと一日くらいでしょうか。でも大容量バッテリーなるものが売ってまして、それを秋葉原まで買いに行きました。大きいので通常の蓋が閉まらなくなるので、大容量バッテリー用の蓋が付いてまして、それが黒しかなかったので、私のX02HTは表白で裏の半分が黒という仕様となりました。
今までのケータイ(スマホ)の中で、一番思い入れのある機種でした。
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