「Born To Run(明日なき暴走)」Bruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)
私がこの曲を知ったのは「Born in the U.S.A.(ボーン・イン・ザ・U.S.A. )」が発表された後なので、1985年前後。この時すでに10年ほど経過した曲でした。
ブルースに関しては、それほど知らなくて、本当にBorn in the U.S.A.からでした。
3rdアルバム「Born To Run」(1975年)
このアルバムに関しては、
「いい曲はいいけど、わからない曲も多いな」という印象でした。
評判は良いアルバムだったので、私がつまらない、と思っている曲でも聞き込みが甘いだけなのかもしれないと思っていました。
でも、結局お気に入りの曲ばかりになって、一曲目に入っていた「Born To Run」ばかり聞いて、カセットテープを止める感じでした。
約40年前の今でも「アルバム一曲目」が「Born To Run」という印象が強いのですが、調べてみると5曲目なのですね。
当時はLPレコードでA面とB面があって、「Born To Run」はB面の一曲目になります。また、カセットテープですと、46分のテープでもB面の1曲目にあたります。
まあ、間違ってはいない、かな。
当時の私は高校生
この「Born To Run」を聞きこんだ当時、私は高校生で、この曲のサビである「Born To Run」を聞くたびに心が震え、その場に居たたまれない思いを感じた事を覚えています。
夕方、暗い部屋の中でこの曲を流しながら、窓から遠くを眺めていました。駅向こうに見えるスーパーマーケットの赤いネオンがちらちらしていて、それが、愛おしくもあり、恐ろしくもあり、さらに居たたまれない気持ちになる。
いまだに覚えていてますが、居たたまれない感覚は形骸化していて、ただ、ただ、懐かしい。
そして暗い部屋から見えたネオンを思い出す……。
曲自体は高圧的で勢い強めの曲なので、しんみりするところはないのですけどね。
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