チャートの評価は結果論?  その1

こんにちは。6月は梅雨の時期。

ジメジメとは関係なく、USD/JPYが再びの上昇中とのことで。

いつ仕掛けるべきなのかな、と考えていると上がっていく……。

逆に悩ましい……。

ということで、チャート評価と結果論についてです。

常日頃のこと。

FXを行っていると本当に思うことなのですが

朝、rangeを上抜けして、上昇トレンドになっているチャートをまじまじと見ながら思うのですね。

「BBがエクスパンションしているのに、なんで、ここで仕掛けなかったのだろう?」

「MAがしっかりゴールデンクロスしている! エントリーポイントでしょう!」

「遅行線がローソク足を上抜けした! なんで気が付かなかったのだろう」

皆さんも、そうかもしれません。

チャートを見返すと気が付く「絶好のエントリーポイント」。

実際にリアルタイムの時って、本当に他のテクニカルに気を取られていたり、気が付いていても疑心暗鬼になって仕掛けを意識にしろ、無意識にしろ拒んでしまっていたりします。

なんせ、私たちはテクニカルのだましにあいまくっているのですから。

幻想? 

では、今目の前にある、教科書に載っているようなブレークしたチャートは何なのでしょうか?

すでにブレークから100pips以上伸びてしまったチャートを目の前にし、後悔している私たち……。

確かに、チャートは見ていました。レンジからのブレークも見ていました。どんどん伸びていくローソク足も見ていました。

しかし、今思い返せば、その時、幻も見ていたのです。

「rangeからブレークした、ように見せかけてすぐにレンジ内に戻ったよ」

「ガツンと抜けたけど、ほら戻った。また上がったけど、ほら戻った」

「こういう時は押し目狙いだけど、深い押し目か、逆戻りかわからないよね」

そうです。リアルタイムでは、そういう幻も見ています。そうして痛い目にあっているのです。

つまり、結果論

私たちが見ているチャートは結果論なのですね。

確かにシグナルは出まくっていました。でも、「完璧な」シグナルはありません。

それは「優位性の高い」シグナルです。そして、今見ているチャートは結果として、シグナルの優位性を示したということなのすね。

つまり、チャートという結果を私たちは見て、いろいろ語っているわけですね。

計画とルール

私たちはエントリーやエグジットにルールを設けます。そして、計画を立てます。

それは、「絶対勝てる」というルールではなく、「優位性の高い(比較的勝ちやすい)」ルールです。

それを、ある地点(月末、週末、早朝など)のチャートを分析し、計画を練ります。

「こうなったらルールに当てはまるのでエントリーしよう」などです。

では、下記のようなチャートがある場合、どうでしょうか?

EUR/JPYの1時間足で、水平ライン、ボリンジャーバンド、移動平均線、MACD、ストキャスティクスを提示しています。早朝に、このチャートを見たとします。

次回、このチャートがどうなるか計画してみたいと思います。

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