はじめてやばいと感じたあの夏

だんだんと暑くなってきました。

今ではエアコン必須だが、昔はそうではなかった。というかそもそもエアコンがなかった。

私が学生だったころ、私の部屋にはエアコンがなかった。
四畳半の狭い空間で、扇風機で凌いでいた。というかそれでも問題なかった。
夏休み、部屋でゴロゴロしていて、グタグタしていた時でも、扇風機があれば酷くはならなかった。確かに暑かったけど。
冷風扇とか買ってみたけど、ただべとべとするばかりで、ただの扇風機となっていたり。

東京の端の方だったので涼しかったといえばそうかもしれないが、山や川が近いわけでもなかったので、それが平均的だと思っていた。

そして、就職で大阪へ。
真夏になると、確かに暑かった。部屋のエアコンは時々入れていた。

ある時だった。お昼休みに会社からちょっと出た時のことだった。
凄まじい日差しだった。いままで生きていた中でもっとも強い日差しだった。
その時思った。
「ああ、このままここにいたら、やべーな、俺」と。

いままでの暑さは、たいしたことなかったことを実感し、危険な暑さがあることをその時初めて知ったのだった。

いまではその暑さはどこでも起こっている。
逃げようのない、暑さ。

地球、暑くなってしまったなあ……。

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