最近時々見かけるようになった。
乗り継ぎ駅に現れる少年の事だ。おそらく中学生。中学生で電車通学というと私立かな。頭いいんだろうに……。
乗り継ぎの駅に行くにはエスカレーターを二つのらないといけない。
その少年は必ず、右側に立つ。後ろに行列ができる。
一応その地域は左側が立っている人で右側は歩く人という暗黙の了解がある地域。まあ、普通の関東付近の場所だ。
社会の規則としては「エスカレーターは歩かない!」となっているので、右側に立っていても問題はない。なので、その少年をどかすことはできない。だから皆、イライラしながら後ろにピッタリと付き、エスカレーターを降りたらすぐに抜ける体制を取っている。
彼のすごい所は、降りた途端走り出して、後ろの人を抜かせないのだ。結局次のエスカレーターも彼の後ろに行列ができる。
彼はその時本当に楽し気で、笑顔で後ろを何度も振り返るのだ。
本当に性格悪いな、と思ったのが、時々彼の左側が空いている時がある。そう、彼がそちらに移動すればすんなり右側が通れるのだが、彼はあえて動かない。仕方ないので、後ろの人は一旦左側に移動して彼を抜いていく。
私は一回彼の真後ろに立ったことがあって、散々笑顔で振り向かれた。
無駄に嫌な気持ちになるので、彼を見たら距離を取って、急いでいたら階段で、時間がある時は左側に並ぶようにしている。
そういう人って、どうしてそうなってしまうのだろう?
色々あるけど、まあ、どうでもいい。
近づかないのが一番、と考える。
出来れば、見たくないし。

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