突然、昔のことが思い出されることがある。
おそらく今まで思い返したことの無いような事。
思い返すことって、大概ネガティブで「ああ、やっちまったなあ」とか「なかったことにしたい……」などが多い。
これは普通のことなのだろうか? 皆さんそんなもんだろうか?
嬉しい事を思い出すことって、そんな多くないし、ふと浮かぶことは本当に無い。
私は若いころから「後悔をしない」方針で生き続けていて、嫌な事でも「結局はあり」的にしていた。
なので、「君は何歳の時に戻りたい?」という質問は、その意味自体よくわからないと感じていた。少なくとも今がBESTって思いたいし、思っていないとやってられないから。
しかし、ここ十年くらい、その考えがぐらついている。
「何歳に戻りたい?」という質問は相変わらず愚なのだが、「後悔してないの?」と聞かれたら、「ああ、あの時こうしていれば、と思うこともあります」と素直に答えると思う。
そんななか、突然思い出したのが、電車から見る街並みだった。
二十年前くらいのこと、この時も学んでいて、渋谷に勉強しに行っていた時の事。帰路の山手線から見えた繁華街。おそらく数回しか見てないんだけど、その時の事を突然思い出した。
楽し気な、物哀し気な思い……。
その時の会社状況とか、プライベートとかが必然的に浮かんでくる。
うーん、重い。
今現在、苦渋なのに、当時の状況まで加算されてしまう羽目に……。
変に、辛くなった。
しかし、なんであんな切り取りが思い出されただろう?
不思議でたまらない……。
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