平日の朝マック

先週、平日に休みが取れたので、ひさびさの朝マックへ。

近所ではなく、あえて車で、少し離れた所へ。その後にいろいろ回りたいなと思ったので。

いつも、というか年に数回ぐらいしか利用しないけど、また休日がメインなので、遊びに行く前の若者や家族とかが多いのだけど、その店舗に入って、正直驚いた。
爺さん婆さんだけであった。独りの人もいれば、四人グループの爺さんたちもいたり、声の大きな婆さん二人もすぐに目に入った。
カウンター席のお爺さんは、PCやスマホの充電用がメインと思われるとコンセントに、髭剃りを差し込んでじょりじょりしていた。

私もその中に混じり、二人用テーブル席についた。

マフィンをかじり、コーヒーを飲む。空いていた席が埋まる。やはり爺さん婆さんばかり。
いやいやいや、私だって、爺さんと言えるかもしれないが、マックを占拠する男性たちは、明らかに爺さんだった。

なんか、定年って、こういう事なのかな、っとふと思った。そして、ある意味、ここにこうしている人たちはいわゆる「勝ち組」なのではないか、と思った。

なりたくない、とか、なってしまうのが怖い、とか、酷いとか、かわいそうとか、はたまは羨ましいとか、理想だとか、そういったネガティブやポジティブとか、そういった次元とは別のもの、全く。

当然誰しも起こること。生きている上で起こること。その通過点であり、数ある中の選択肢の一つが、この目の前の朝マック。

私も、毎日お世話になるのかもしれない。それはそれで構わない。一日のルーティンになるのかもしれない。それでも構わない。
でも、今は、まだ、いいや。もう少し、いろいろと描きたい。

そう思った、朝マック。悪くはなかった、朝マック。

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