桜について。

こんにちは。

桜がようやく咲き始めましたね。満開のところもありますし。

桜についての思い出は、多々あります。皆さんも印象深い出来事をお持ちと思います。

桜は小さいことから咲いていたと思うのですが、その存在をはじめて意識した時を書きたいと思います。

高校三年生での受験を全て失敗し、都内のそれほど有名ではない予備校に通ううことになったときのことです。
私は予備校というか塾も行ったことが無かったので、どんな感じか全くの不明で、ただただ不安しかありませんでした。
同じ高校からは三人ほどで、顔を知っている程度の中で、なかなかつらい。

その予備校の入学式が確か中野サンプラザで行われました(ややあっているか、不安……)。各先生方のご挨拶があり、気合を入れて終了となりました。
その帰り、桜並木がありました。
私は、ああ咲いてるね、程度でした。心が不安で歪んでいるから、感動も薄いです。
その時、一緒に歩いていた、同じ高校の一人がこういったのです。
「来年は、良い桜、見たいね」

ああ、不安なのは僕だけじゃないんだな、って思いました。また、全然喜ばしくない入学式を終えた後に、ポジティブな言葉を発せられるなんて、すごいな、って思ったりもしました。

その時の桜を覚えています。今こうして思い返した映像は、とてもきれいです。
まるで、映画のワンシーンです。

まだ、携帯もスマホもなかったので、写真には納められませんでしたが、かえってその方がこうして印象に残っているのかもしれませんね。

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