結構な長く生きていると「ああ、同じことの繰り返し」だなって思うことがある。
多分それは、私のような定年近い歳の人もそう思うけど、学生になったばかりの若人もそう感じるときがあると思う。
私はそう思ってたし。学校に通学するということは十数年変わらないものでしょうし。
そうか、常に、多々、「同じことの繰り返し」なんだって思うものなんだな、と。
よく飽きないな、自分。
そういう中で、不特定な未来を大なり小なり求めてしまうのだな、って思う。
転職だったり、FXだったり、ギャンブルだったり、グレー案件だったり……。
ポジティブな未来を描けると、本当に幸せな人生だなって思う。
そうなりたいと常々思ってここまで来てしまった。
しかし、この「同じことの繰り返し」でさえ、そのうちできなくなってしまうのだな、と思うようになった。
これから体調崩して、歩けなくなったりとか、視力が今以上に落ちるとか……。
そういったリスクがやはり付きまとう年頃になった。
ただね、この「同じことの繰り返し」のことをつまらなく思い、ポジティブにガチャガチャやりたいっていう気持ちを、小さな箱に詰めて腐るのを待って、動けなくなって、最期の間際に「ああ、この箱なんだっけ?」って開けてみて、これが最後の望みだったんだなあ……ってなっていくのを想像しただけで、ただただ悲しい。
そう、ただ、ただ悲しいな、って思いながら、毎日満員電車に乗ってる。
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