上には上がある

その通りの意味で、それ以下でもそれ以上でもない。

将棋で感じたことがある。アマチュアで強い方まで行ったけど、上を見れば果てしなく強い人たちがいる。
いつだったかそれを実感したことがあって、私は長ーい列に並んでいて、人と人との感覚は30センチくらいで、前は強い人たちで、後ろは私より弱い人。前の人に「ごめんなさいね」と言いながら替わっていき前に進む。今まで順調に替わってくれたけど、なかなか進めなくなってきた。これを乗り越えても、更に更に前には人がいる……。
この留まる苦しさに負け、うんざりした。

また、勉強でもそうだったし、会社でもそう感じたことはあった。
うんざりした。
自分のセンスの無さに呆れた。

しかし、そういった進むだけの行動だけではないのではないか、と思ったりし始めた。
生きるって、それだけではないんじゃないかって。

ただ、抜きつ抜かれつに身を投げる人生の方が楽な事だとおもう。
勝って前に進むのは嬉しいし、敗者になれば、どこにでもいるその辺の人と同じなだけだ。
別に難しいことはない。それって、楽だと思う。

しかし、何かあるような気がしてならない。

そんな風に考えさせられる諺。

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