何かしら指示出したり、進捗聞いたりすると、「もちろんです」と答える部下がいた。
「この案件、こうした方が良いと思うんだけど」
「もちろんです!」
「相手方の担当者に連絡した?」
「もちろんです」
…………。
私はそのたび首をひねっていた。
「あなたのいう事なんて、もちろんわかっているよ」
と聞こえるからだ。そして、思ったのは、
「答えはどっちなの?」だ。
もちろんします、なのか、もちろんしません、なのかわからなかった。
なんせ彼は、私の言ったこと指示したことのほとんどを行わない人だったから。
致命的だったのが、他の会社さんの方々にも「もちろんです」を連発していたのだった。
彼の中では『あなた様の意見が「もちろん」正しいにきまってますよ』という意味合いもあったと思うが、それは彼の態度からは微塵も見受けられないので、言われた側も?だったろう。
彼は今、どこで何をやっているのだろう?
相変わらす「もちろんです!」っていっているのかなあ。

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