コロナ前、もっと前、十年くらい前になるかな。
今と同じ電車通勤の時なんだけど、常に満員なんだよね。
私が乗るときも結構押してスペース開けてもらうような感じ。
あるとき、小学生の子供おそらく3,4年生あたりの男の子二人がそこに乗ってきた。
乗り方が特徴的で、背中を向けてランドセルでぐいぐい押してくる。見てないもんだからこちらがどういった状況か関係なく押してくる。乗った後もブルンブルンと振り回して自分のスペースを作って二人で漫画を広げて話しまくっている。急行なので、5つつくらい駅を飛ばして主要駅に着くと、反対側のドアが開くので、また背中を押し付けながらぐいぐいと降りていく……。
無茶苦茶、という不快さというよりも、ある意味感心していた。というのも自分たちの立場を分かっているから。決して文句は言われない立場。誰が教えたんでしょうね、乗り方。友達に聞いたのかな。
ただ、最初というか一週間くらいは我慢していたのだが、物理的に痛いので、次の週から隣のドアに変えたんですね。なので、その一週間くらいしか知らないんだけど、とても深く印象に残っている。
電車っていろんな人が乗っているな、って感じて、ふとその小学生のことを思い出した。
おそらくその小学生も今では大学生、もしくは社会人かもしれないと考えると面白い。
大きくなるもんね、一応。どう感じているんだろう? 忘れちゃってるよね、そういう事って。
ただ、そういった乗り方をする小学生って、その二人だけなんだよなあ、経験的に。どんな人になってるんだろう? 関わりたくはないけど。
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