大雨のこと

先週、千葉が大雨で、道という道が川のように、プールのようになっている映像を見た。SNSで流れているものも見た。

その映像を見て、かなり昔のことを思い出した。

私がまだ大学の頃なので、三十年以上前の話。
やや地方の大学で、駅からバスで30分かかった。
ある時、確か台風が直撃で、朝学校には行けたが大雨だった。
夕方変えるころには晴れていたと思う。しかし、道路状況はメタメタで、バスが走っていない。
駅まで歩くにはどのくらいかかるんだ、という話だった。
私は同じ方向へ帰る二人と、とにかく駅まで歩いた。
大学から一番近い駅に向かった。そこは小さな駅でバスは通っていない。でもおそらく距離的には一番近いという結論で歩いて行った。
当時スマホなんかなくて、地図もそういった興味のある人か、車を運転している人くらいしか持っていない。確かその時は先生に見せてもらったと思う。

その道は大通りを通ったり、細い道に入ったりしていた。
そしてところどころに深い水たまりがあった。私たちは覚悟を決め膝上くらいの水位の水たまりを数メートル進んで行ったりした。

台風が過ぎ去った後の暑さと、地面からの水蒸気の高湿度で、流石につらくなる。
いつつくんだ、駅に、と呻いていた。

一旦大通りに入ったがおそらく後三分の一ほどではないかという事だった。
そこへ、一台のバスが……。
行き先はとある駅を示していた。そこは目的の駅より数駅遠く、しかも途中駅で乗り換えが必要な所だった。しかし、私たちは限界だった。ほぼ満員のそのバスにびしょびしょの足で乗っていった……。

そこまでは覚えている。
その後、電車も遅延していただろうし、一山ふた山あったかもしれない。
しかし、その酷い水たまりの中を三人で歩いた記憶がまだ鮮明に残っている。

今回のニュースでそんなことを思い出した。
大変だったろうに、と自己体験と重ねて、強く思う。

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